はんこ百科事典/薩摩本柘・御蔵本柘

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本柘の物知り事典薩摩本柘と御蔵本柘について本柘印鑑の紹介ページ


(つげ)」は木の温かみを感じられることはもちろん、木材の中でも最も硬いといわれているほど優秀な耐久性を持つため、とても人気のある印材(=印鑑に使われる素材) です。

納得のいく価値ある印材を一生ものの印鑑としてあなたの元へ迎えられますように、東洋堂で取扱う厳選した柘をいくつかのポイントに分けてご紹介します。

木についての基本知識

木についての基本項目 針葉樹について 広葉樹について
※品種により例外もあります。

年輪についてのワンポイント
年輪とは? 年輪とは春材と秋材が重なり合ってつくられていく層の部分です

年輪は成長輪ともいわれ、1年の成長具合が見て分かるポイントです。
春夏に育つ目幅の大きい淡色の春材(早材)と、夏秋に育つ目幅が狭い濃色の秋材(晩材・夏材) です。
春材は木細胞が大きく軟い材質が粗いのに対して、秋材は木細胞が小さく材質が硬いのが特徴です。

本柘の年輪が立派に成長するには日本の四季が重要です

春夏は盛んに成長し、秋冬は成長を鈍らせるという過程の繰り返しがあるからこそ綺麗な年輪ができるのです。
つまり気候にメリハリのある地域の樹木ほど良質に育ちます。また中心に近い部分ほど長い年月を過ごしているため貴重で良い木質となります。


本柘の製品化までの過程

印鑑の材料(通称: 印材) に使用される柘は、日本国内産のものを〔本柘とよび、外国産のものを〔あかね〕とよんでいます。

本柘は最高級印材として古くから親しまれ、今では国内外問わず多くの人に求められる万能な木質をもっていますが、日本は気温も高くなりにくいために育ちが大変遅く、成長するまで長い時間を要するために供給が需要に追いつかないのが問題でした。そこで、本柘の木質に類似していて成長も早い外国産の〔あかね〕が供給を補い需要に応えていたのです。

印鑑になるまでに本柘はどのようにして育ち、加工されるのかご紹介いたします。

本柘の成長過程について

苗木

真っ直ぐと伸びる苗木だけを密植します

(1)新芽から10年かけて育て上げた、真っ直ぐと伸びる苗木だけを選定して成長を促します。後に強固な木質にするため、横に広がるように育てていくのがポイントです。(縦に伸びきってしまうと木質が軟くなるため)

(左)5年後 (右)20年後

目安として約5年間ほど成長した本柘からお互いに成長を妨げぬように間隔をあけるため移植していきます 約20年ほど移植などを繰り返していく中で枝を剪定し挿し木を行います

(2)毎年春には肥料を加え、都度周りの雑草や幹についた虫を取り除きます。また、お互いが成長を妨げぬよう、間隔を広げる為に直径20cm程度の成木になるまで3〜5回ほど移植を繰り返し行います。

伐採時期の成木

変形の元となる水分が少ない乾燥時期に育った本柘は工場へと運ばれます

(3)本柘がもつ水分や雨水は成形時に変形やシミの元となるので、乾燥しやすく雨の少ない11月〜2月末頃に専用器具で地中から成木の根を丁寧に取り出した後、工場へと運んでいきます。

本柘の加工工程について

集荷された原木半製品

集荷された本柘の原木 半製品(ブロック状)になった本柘

(4)キズやシミ付きの選別、また乾燥度の高さを増すために半製品へ加工してから暫く工場内で保管します。そうして十分に水分が抜かれた状態で、変形のない本柘をさらに 厳選した後に加工へと移ります。

サヤ(蓋)加工
(加工前/加工後)

本柘製サヤの加工前 本柘製サヤの加工後

天丸・天角加工
(加工前/加工後)

本柘製天丸・天角の加工前 本柘製天丸・天角の加工後

丸棒加工
(加工前/加工後)

本柘製丸棒の加工前 本柘製丸棒の加工後

(5)サヤ(蓋)・天丸・天角・丸棒など仕様に合う金型とやすりを使って精密に半製品が成形されます。


サヤ・天丸・天角・丸棒の形別説明表

サヤは、印面保護の役割をもつ蓋のことで、実印など登録された印鑑にお勧めです。

持ち手部分がくびれている、ひょうたん型で、主に法人印鑑として用いられます。

持ち手部分は天丸と同じで、印面側が四角く、主に住所が載る印鑑に用いられます。

丸い円柱のような寸胴型です。一般的な形で認印〜実印まで幅広く用いられます。

塗装

成形が終わったら本柘を塗装をします

(6)成形が終わったら本柘を塗装をします。
この塗装は本柘そのものを守る役割はもちろん、使用した際の汚れを防止し、無垢のままコク味のある色合いにもしてくれるので乾燥させて完成した際には機能性・見た目ともに優れたクオリティとなります。

完成品

大まかな6工程を経て本柘の印材が完成します

本柘は、苗木から印材になるまで親子三代に渡って継承されます
代々工夫が成される職人たちの匠の技に、多くの繊細な気配りが施されていることは実際に印材に触れて、見てみると、掌に乗る印材から本柘という雄大な存在を近くに感じられるほどで、多くの方から大変好評なお声を頂いています。


本柘(国内産)について

本柘という名は国内産のことを指し、外国産のアカネ科クチナシ属のあかねとを区別するために公正取引委員会が決めたガイドラインにて定められた呼び名です。

現在、本柘といえば鹿児島産〔薩摩本柘〕御蔵島産〔御蔵本柘〕の2種が印章業界で日本を代表するブランド品種として名を馳せていますが、材質や木目などの特徴がそれぞれ違います。(下記表参照)
共通点があるとすれば、櫛などの細い部分を持つ製品のために品種改良が行われているので、印鑑にした場合も細やかな線は欠けにくいまま、非常に丈夫で長持ちしやすい木質ということです。

国内産本柘についての項目薩摩本柘について御蔵本柘について

【柘マップ】

主な柘として代表される「薩摩本柘」「御蔵本柘」「あかね」の産地をわかりやすいように地図上で示しました。

あかね(シャム柘)は外国産です 主に東南アジアで生産されています 柘マップ 日本国内・海外とで名称が違います 国産は全て本柘と総称されています 柘マップはイラストで各産地を表しています 九州の薩摩半島産は薩摩本柘と言われています 国産は主に薩摩本柘と御蔵本柘が2大ブランドとされています 伊豆七島の御蔵島産は御蔵本柘と言われています

薩摩本柘の特徴についての説明

柘は、元より亜熱帯地方の植物なので薩摩の温暖な気候が成長に適していますが、それでも日本は寒い環境であるために成長に時間がかかります

しかし植林のプロが手塩にかけて育てた薩摩本柘は、難とされる節々の跡や虫くいや雨によるシミが少なく、ほぼ均一性のある美しい杢は見た目にも癖の少ない上品さがある逸材です。

また、年輪が非常にきめ細かく滑らかな木質をもつことで手へのなじみもよく、耐久性の確かな印材として評価が高いのも特徴です。薩摩本柘は、バランスの良いスマートさを好まれる方にオススメの印材です。

御蔵本柘の特徴についての説明

雨や潮風といった暴風雨の影響を受けやすく、気温が高くなりにくい御蔵島は樹木が育ちづらいのでデリケートな本柘にとっては、なお過酷な土地です。

そのような状況にも負けず何十〜何百年と生き抜いた御蔵本柘は、幹ががっしりと太く、身がしっかりとつまっているため〔木のダイヤモンド〕と呼ばれるほど硬く成長します。それぞれ違った年輪や杢をもつために非常に味わいの深い木でもあります。

地域環境などから虫くいや特に雨によるシミ付きも多く、採れる本数が少ない希少価値の高い木材ですが雄大な自然のパワーが凝縮された御蔵本柘はあなたにもパワーを与えてくれるような心強い存在に!


パール柘とは本柘をパールカラーで彩った本柘印鑑です

淡く優しい色味と細やかなパールで彩られた柘印鑑。指紋やキズも目立ちにくいため、オシャレを気軽に楽しみたい方にお勧めです。

ブラウン柘とは本柘をマカボニーブラウンで彩った本柘印鑑です

モダンな高級感を醸しだすマカボニーブラウンで彩られた柘印鑑。光の反射による艶やかな光沢がより良い味わいを引き出させます。


柘の模様について

〔虎杢(とらもく)〕〔虎目(とらめ)〕という模様をご存知でしょうか。
どちらも似ているようでまったくの別の意味を指す名称ですが、共通する点といえば、これらは本柘に稀に現れる美しい模様のことを指しています。また1本1本に確実につくられるのではなく自然の力で生み出される模様なので流通量も限られています。

どのような模様ができるのか? 希少価値とはなぜか?
似たような名称で違いがわからない…。そのような疑問はありませんか?
より深く本柘の魅力を知るために〔虎杢(とらもく)〕〔虎目(とらめ)〕についてご覧下さい。

虎杢を使用した東洋堂オリジナル印材について
虎杢とは縦に入った木目模様のことです

木目に分類されない〔(モク)〕の存在はご存知でしょうか。
杢とは木目に波打つように入る揺らめいた模様で、強度の証ともいえます。

風通しのよい場所に植えられた木は冷風や強風で左右にしなりをみせます。そういった厳しい環境下で年中揉まれて育つと細く揺れやすい枝周りだけ稀に杢ができると言われていて、耐久性も非常に良い状態となります。
また、杢は若い樹木には見られず老齢木にしか生じない模様であり、木に負担がかかる側に形成されるので量も非常に少なく、その数は1000本に1本といわれるほど希少価値が高いとされています。

その中でも、本柘で見られるのは杢が規則正しく並ぶ〔虎杢(とらもく)〕です。
虎の縞模様に似ていたことからこの名がつけられたといわれ、光を浴びるたびにキラキラと輝く姿はとても美しい芸術品のようです。

虎目を使用した東洋堂オリジナル印材について
虎目とは横に入った木目模様のことです

〔虎目(とらめ)〕は、年輪がほぼ一定の間隔でゆらめきながら並ぶ姿が虎の縞模様に似ていることから名がつけられたといわれており、虎目もまた希少品です

特徴は一線ごとの濃い部分から薄い部分へのグラデーションがはっきりと映し出されていることです。
虎目をとるためには盛んに大きく成長する日向側と成長が鈍り木細胞が締まりやすい日陰側の成長差を利用します。元々細い幹をもつ本柘では年輪の中心である芯を除いた半径内での印材獲得が難しいため、成長差で中心をずらすように日向側を幅広くしていくと虎目のような綺麗な木目が、稀に20本〜30本に1本だけ採れると言われています。

虎目のように細かく立派な木目が現れるまでにやはり相当な年数が必要とされ、成木になるまで自然の中で力強く育った証拠ともいえるすばらしい模様です。

吉相印鑑のすすめ

東洋堂では、運気上昇への一つの導きとして〔九星気学(きゅうせいきがく)〕による、相性の良い印材(印鑑の素材)選びもお勧めしています。
まず、九星気学とは、生年月日から本命星を割り当て、良運の待つ方位へ導いてくれる道標のような占術で、待つのではなく自ら道を切り開く力を与えてくれることから多くの人に親しまれて続けています。

相性の良い天然の印材を選ぶことで、良い運気を招きながら導いてもくれる印鑑をどんな時でも持ち歩くことが出来るので心強い味方となってくれることが期待できます。

下の九つの画像を参考に、ご自身の生まれ年から本命星を見つけ、相性の良い印材を知ることで選ぶ楽しさの中のお一つにして頂ければと思います。

一白水星と相性の良い印材 二黒土星と相性の良い印材 三碧木星と相性の良い印材 四緑木星と相性の良い印材 五黄土星と相性の良い印材 六白金星と相性の良い印材 七赤金星と相性の良い印材 八白土星と相性の良い印材 九紫火星と相性の良い印材


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