はんこ百科事典/印材・芯持黒水牛と染無し黒水牛

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角の印鑑黒水牛黒水牛の角です乳牛の角ではありません


【黒水牛】とは?

東南アジア方面で育つ水牛から、副産物の恩恵を受けて印材となるのが「黒水牛(くろすいぎゅう)」という印鑑素材です。印材には「牛角」と呼ばれるものもありますが、黒水牛と牛角(旧・オランダ水牛)は異なる牛の種類です。
こちらの角は元々は真黒ではなく、加工の段階で黒く染めたものを印鑑では“黒水牛”と呼んでいます

【芯持黒水牛】とは?

黒水牛の角でも、印鑑に使われる部位は「芯を中心に採った」部分で、これを“芯持黒水牛”と呼びます。
人間にも「芯のある人が強い」と言うように、角でも芯を中心に採ったものの方がより硬く丈夫で、印鑑のような緻密な細工には適しています。芯持ち以外の部分は高級ボタンや印鑑のサヤ(キャップ)などに使われております。
なお“芯持黒水牛”は1本の角から2〜3本しか採れない為、希少性の高い高級品となります。

〔芯持黒水牛〕
黒水牛の芯のアップ写真
黒水牛のランク(価値)

黒水牛のランクは大まかに分けて3つの要素から成り立ちます。

(1)質と加工

ひとむかし前は水牛の種類や年齢・産地などが重要な時代でした。ですが、近年は個体数が減少し、原材料の価格が高騰しています。そこで更に重要な要素となってきた事は「採取〜加工」までの工程です。
集められた黒水牛の半製品(ブロック状) を加工する前に十分寝かせ(3〜4年)、水分を抜いてから加工することで「芯持ち」の弱点である「乾燥によるヒビ割れや欠け」を克服する必要があります。

東洋堂では十分に水分を抜いた印材を取扱っている日本国内メーカーから仕入れ、更に彫刻前にも寝かす二段構えの態勢を整えていますのでご安心下さいませ。
詳しくは後述の「加工風景」
(※図1)
牛角の断面イメージ牛角の断面イメージ
(2)芯

1本の角から採れる印材は、それぞれ角の先端に近いほど芯が細かく、根元に近いと太い芯となります。(※図1)
芯が細かい程、緻密な彫刻ができますし、丈夫な素材となるので印材としては高級品となります。また大きい直径の印材を作るには、それなりの太さの角が必要になるので、更に希少性が増します。(※表1)

(※表1)芯の太さ別ランク表
黒水牛の芯の太さ別ランク表
(3)染色

印鑑で使われる黒水牛の角は元々“真黒”ではありません。
縞模様がある印材を加工の段階で黒くお化粧を施したものが一般的に見かける「黒水牛」となります。 逆に、この縞模様を「天然そのものの味」として生かし、染めないことで天然ゆえの強度を保った黒水牛を「染無し黒水牛」と呼びます。

また、印章店で取扱っている黒水牛は、加工方法によって3つのパターンに分かれます。


染無し芯持ち黒水牛についてありのままの素材を使用した印材です

染無し黒水牛は、ありのままの素材感を楽しめる印材で通常は縞模様を持っています。

〔ヒビ割れ・欠け〕といった黒水牛の弱点に非常に強く、印材の中でも最高級の〔ねばり・硬さ・耐久性〕を持ちながら捺印性にも優れています。人工的にはとても再現できない緻密な色や繊細な模様も1本1本異なるのが天然物の魅力で、知る人ぞしる、芸術性の高さを個性として楽しみたい方にお勧め致します。

その中でごく稀に採れる黒色(※1) は価値のある希少品で、採れるのは全体の約3%程と言われるほど入手困難な極上品です。

染無し黒水牛(縞模様あり)染無し黒水牛(極上品)
(※1)うっすら白い点が見える程度
染め有り芯持ち黒水牛について染め無し黒水牛を特殊な加工で染めた印材です

染有り黒水牛は古くから親しまれ、その存在は一瞥でも輝きを見せます。
特殊な加工により真黒に染められた印材は「黒字」を連想させることから特に実印や銀行印などに用いられる人気の素材です。

指紋などの汚れが付きにくい点も優秀ですが、乾燥しがちな冬の暖房に弱く、稀にヒビ割れが入る可能性があるので保管場所やお手入れが大切です。

芯持ち黒水牛(寸胴・天丸)芯持ち黒水牛(天角)
圧縮加工黒水牛は人工加工で作られます東洋堂ではお取り扱いしておりません。

圧縮加工黒水牛とは、印材を〔圧縮〕して人工加工することにより高級な芯持黒水牛特有の硬さや芯の細さを、均一に“再現”した加工印材です。
乾燥や湿気にすごく敏感で気候の変化でも膨張や収縮しやすく、ひび割れなどの変形が起こりやすいので圧縮加工された黒水牛は実印などには向きませんが、角材を余すことなく使うことができることから比較的低価格なので認印での利用や黒水牛の使用感を確かめたい時にオススメです。


黒水牛は天然素材の為に朱肉との相性が良い反面、乾燥(=ヒビ割れ) に弱い材質です。冷暖房器具の近くや直射日光を避け、ケースに入れて冷暗所(金庫等) にて保管して下さい。

また、黒水牛は動物性の繊維質で出来ているので、衣類につく虫等が付く場合がございます。長期間保管の場合は椿油やオリーブ油などでお手入れをし必ずケースに入れて保管して下さい。

東洋堂が黒水牛の取り扱いで考案するオリジナルの工夫についてこだわり抜いたポイントをご紹介しますそれぞれのポイントで黒水牛のメリットを高めています
天然物ゆえの弱点克服と工夫
加工前の乾燥(3〜4年) 加工後の乾燥(1年)

加工前に3〜4年ほど自然乾燥させて
黒水牛から水分を抜きます。

角系印材は水分が抜けると芯の部分からへこむ性質を持っていること、また、芯の周囲は粒子の密度も高く硬さを有しますが、芯自体は柔らかいので乾燥により芯が欠けて印影が写らなくなるというトラブルを招く可能性もあります。
どちらも水分を十分に抜いていない段階で加工・彫刻をした場合に起こりやすい現象です。

そういったトラブルから印鑑を守る為に、加工前の段階でたっぷりと寝かせて水分を抜いた芯持黒水牛を東洋堂では厳選して仕入れており、更に彫刻前にもたっぷり寝かしてから彫刻しています。

芯を避けた場合の印影レイアウトイメージ

芯と文字が被らないように彫刻します。

芯部分に細心の注意を払い、実印や特に文字の細い法人印で文字が欠けないように芯を避けてレイアウトするようにしております。

※黒水牛は天然物のため芯の位置は一定ではありません。複数注文の場合、芯の場所によりレイアウトが異なることがあります。

黒水牛に潤いを与えます。

彫刻後に仕上げをした黒水牛は、お客様へお渡しする前に植物性の油(椿油・オリーブ油)を適量、塗布して磨きあげています。
完全乾燥させた印材は油の吸いも良く、内部への浸透が早いので、乾燥によるヒビ割れ・欠け・へこみなどの変形に対し、より一層強くなります。

さや(キャップ)の変形を克服
サヤの特殊加工

黒水牛を素材としたさや(キャップ) の内側に特殊加工を施すことで、〔抜けにくい・固い・緩い〕といった印鑑のトラブルが起こりにくいように工夫しました。


黒水牛の加工風景

材料の選別をします鋸で切断をします乾燥と選別をしますサンドペーパーで研削をします研磨をします
頭付加工をします印面加工をします染有りと染無しを分けますバフをかけます黒水牛の完成です


現品限りの黒水牛祭り開催中10.5mmは1,700円から取り揃えています


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